若年性アルツハイマーと告げられて・・・。

2007年6月、父は57歳で認知症と診断されました。                        このブログは、そんな父と娘の勝手気ままな共同日記です。

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診察日2007年1月15日

診察の記録 2007/10/16 火
父と待合室でイスに座って診察の順番待ちをしていた時のこと。

2人で話をしていると、耳鼻科の方でお世話になっているM先生が
父と私の目の前を通り過ぎていきました。
その時、父は一瞬、M先生の方に気をとられたのですが

父「あぁぁ、今通っていったのM先生や」
私「そうやな〜」
父「・・・・・。ええと・・・、なんの話してたっけ??」


と、直前の会話が分からなくなってしまったらしく

父「最近、よくこんな事あるんや」
私「えっ、 どんな感じ?」
父「つい今、考えてた事が忘れてしまって思い出せなくなる」
私「少し考えてみても思い出せないん?」
父「思い出そうとしても思い出せんから、もう忘れたら忘れたで気にせんのや」
私「どんな時に、そんな風になるん?」
父「朝が多いな〜。いつも朝、目が覚めても20、30分くらい
  布団の中で目を閉じたまま、考え事するんやけど
  (例えば、あの株は昨日はこんなだったから今日はこうなるかなぁ、とか)
  フッと何を考えてたか分からんようになるんや。
  それが、どの株だったかなってのじゃなくて
  株の事を考えてた事自体が分からんようになってしまうんや」
私「どれくらいの間隔で?週1回くらい?」
父「もっとやなぁ。2〜3日に1回くらいか・・・」


私はついつい・・・父に病気の症状などを細かく聞いてしまいます。
聞いたところで、父の不安を解消してあげる事もできないのですが
それでも、今がどんな状態でどんな風に父が感じているのかを
知りたくて聞いてしまいます。
聞いて、そして私もショックを受け落ち込んでしまいます。(汗)
(この頃は、まだ父の些細な変化の1つ1つに、いちいち落ち込んでいました)


病院の帰り、今日も「これからはもう1人で来るから、ついてこなくていい」と言われました。
どうやら父は、周りの人の目が気になるようで
“自分は精神科に通っていて、1人じゃ来られないから娘が一緒についてきてる”と
思われるのが物凄くイヤな様子。
(父の通っている病院では、物忘れ外来は精神科での受診になるため
 待合室も精神科と同じ場所にあります)
「お父さん、1人で来れないんじゃないのに絵文字名を入力してください」とブツブツ文句を言っていた。


私からみた最近の父の様子

・アルツハイマー病の事は、あまり怖くないらしい。

・アルツハイマー病よりは、むしろ肺がんの再発を恐れている。
 理由は「アルツハイマーは死なないが、ガンは再発したら死ぬ確立が高いから」

・1年後の検査で、もしアルツハイマー病だと診断されたら告知を希望している。

・この頃は、弟と仕事の内容でよく口げんかになっていた。
 私からみると、父は弟に八つ当たりしている風にみえる時がある(父は否定しているが)

・機嫌がよくても、突然スイッチが入ったかのようにイライラしだす事が増えた。
 どういう状況でイライラしだすのか分からない。

・ちょっとしたミスが生じた時、誰も父のせいにするつもりはないのに
 「お父さん知らん!お父さん関係ない!」と自分のせいにされるのを避けようとする。


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診察日2006年11月20日

診察の記録 2007/10/16 火
先日の電話相談以来
父は、アリセプト5mgを半分に割って2、5mgで服用しています。
今後は、5mgを飲むつもりはなく、次回からは3mgを処方してもらう気らしい。

私は、できるなら多少ガマンしてでも5mgを飲んでほしいと思っていたので
私 「できたら、脳の為には5mg飲んだ方がええんやで」
と言ってみましたが
父 「あかん!!5mgだったら、もうお腹こわしっぱなしで仕事にもならんし
   四六時中トイレかけこまないかんから、イヤや!

と怒り口調で(本人は怒ってる気はないらしい)眉間にシワを寄せながら答えました。

そして診察室で
父 「やっぱりゲリがひどくて1日に何回もトイレにかけこんでる状態なので
   3mgに戻したいんですけど」
私 「でも先生、できれば本当は5mgの方がいいんですよね?」
先生「それはそうですけど。でもゲリがひどいのがお辛いんでしょ?」
父 「はい」
先生「じゃあ、3mgに戻しますね。ムリして飲んでも体によくありませんしね」


結果、5mg→3mgに薬を戻すことになりました。
私の中では、脳>ゲリ なのですが、父の中では、どうやら 脳<ゲリのようです。

それどころか、この頃はアルツハイマー病の事よりも
MRIの検査結果の際、先生に(オマケのように)軽く言われた
『副鼻腔炎』 の事を気にしており、この日も先生に副鼻腔炎の事を聞いていました。
そして、先生に耳鼻科の診察予約を急きょ取ってもらい
この後、耳鼻科にも診察に行く事になりました。


確かに今の時点では、アルツハイマー病だとハッキリ診断された訳ではないし
父の自覚症状といっても、少し物忘れがひどいくらいなのですが
いまいち病気に対して、興味がないというか無関心で軽く考えてる感じ・・・
まるで他人事のようにみえます。
父と私達家族とでは、病気に対する気持ちに、ものすごく温度差があるように感じます。

私は、父がアルツハイマー病の可能性があると言われてから
少しでも脳に良い事をしてもらいたくて
散歩や音読、日記、食生活の改善など勧めているのですが
父の反応は、いまいち乗り気じゃなく、めんどくさそうな態度をとっています。

先生からは
「本人にやる気がないのにムリにさせるのは、かえってストレスになりよくありません」
と言われたし
このまま、のんびりと様子をみているしかないんでしょうか・・・。



父から聞いた話や印象に残っている事

・ネットの本屋「アマゾン」で株の本を買いたいのだけど、やり方がわからない。
前は、自分で注文できてたのに、アマゾンの買い方が変わったみたいで(?)
ややこしくなっていてわからなくなった

・お米を4合炊く時、数を間違わないように何度も「1、2、3・・・」と
数えて確認していたので、聞いてみると「数がわからんようになるんや」と答えた。
時々、お米を戻してやり直す事もあるらしい。

・父がいつも好きで見ている韓国ドラマ「チャングムの誓い」の内容が
 後半部分、全く内容を覚えていない事があった。
 私が内容を教えてあげても思い出す気配なし。

・(弟の話だと)その日に接客したお客さんの事自体を覚えてない時が時々あるらしい。

・2、3ヶ月前くらいまでは、常にピリピリイライラしている風だったけど
 ここの所、アリセプトのおかげなのか? ピリピリ感が少し減った気がする。

電話相談 2006年10月27日

診察の記録 2007/10/16 火
前回の診察で、アリセプト3mg→5mgにかえてから、
薬の副作用が強くなり、吐き気と下痢がひどいらしい。
朝食後にアリセプトを飲んだ後、夕方頃までお腹の調子が悪く
一日に何度もトイレにかけこむ為、仕事にもならないらしい。

そして26日、ちょうど私が実家に帰ったときに
父「薬を半分に割って飲もうと思う。
  それと飲む時間も、朝ではなく寝る前にしようと思う」
と言い出した。
私「じゃあ一応、先生に電話して聞いてからにしたら?」と言うと
父は、しぶしぶ(?)病院に電話をかけた。

しかし!!!!!! この日、父の担当の先生はお休みの日でした・・・。
(これがきっかけで・・・)

私「じゃあ、また明日電話して聞いたら?」
父「もうええわ。一応、今日電話したんやし」
私「でも、今日電話して明日電話しなかったら、先生も何の用事だったんだろって思うよ」
父「もうええって!それに薬は勝手に半分にして飲んでも、かまわんのやけん」
 
  (少しピリピリした様子)
私「大丈夫だったとしても、先生に聞いてからのほうが安心できるやろ」
父「先生もいかんって言わんわ! 睡眠薬やってキツかったら半分に割って
  飲んでええんやけん。
  これ(アリセプト5mg)やって、半分に割って飲んだってかまわんわ。
  おまえ、これ常識やぞ!!!
 (自信満々な様子)
私「半分にしてかまわんかって事だけでなくて、
  飲む時間の事も聞かないかんのやし、自分で勝手に決めたらダメやわ」


こんなやりとりが続いていく内に、だんだんと父の顔つきが変わり
私も熱くなっていき、激しい口ゲンカになりましたが、
それでも私は、この件に関しては、ゆずるつもりがなかったので
何度も父を説得していると、最後は父が
父「もうええわ!!!5mgのまま飲むわ!!!!!と投げやりに言いました。

夜になって、弟が父に話を聞いてみると
どうやら父は、自分でもう一度、先生に電話するのがイヤだったらしい。
なので翌日、弟が先生に電話して
・薬を半分に減らしていいか  ・飲む時間は寝る前でいいか
の2つを聞く事になりました。


この所、父は結果的に自分の言った事が正解だった場合、
「ほらみてみろ!!!」とものすごい勢いで責めてくる。
なので、私は先生の返答次第では、ものすごく責められるんだろうな・・・と
内心かなりビビッてました。

そして27日、弟が病院に電話して
・薬は1錠→半錠 ・飲む時間は、朝食後→夕食後 に変更となりました。

幸いなことに
先生が「寝る前では、あまり意味がないので、せめて夕食後には飲むように」と
指示してくれたので、私は責められることはありませんでした。


今回、父は病院の先生に2度目の電話をする事を嫌がりましたが、
以前なら、何の問題なく電話してたはずです。

以前の父は、周囲の目を気にせず、相手が誰であろうが、
言いたい事、聞きたい事を、おかまいなしに何でもズバズバと
いうタイプの人でした。
(そのせいで、私と弟は、子供の頃、父と一緒にいて
 ずいぶんと恥ずかしい思いをしてきました。

それが・・・どんな風に考えて、電話をするのを嫌がったのか・・・
なぜ1回目はOKで2回目はダメなのか・・・
父の気持ちが、わからないし、考えられません。

診察日2006年10月23日

診察の記録 2007/10/16 火
診察に行く数日前から、
父「もう検査結果も聞いたし、これからは診察してお薬もらうだけやから
  一緒についてこなくてええわ」

と、あまりついてきてほしくないオーラを出していましたが
私「病気の事が気になるし心配だから」
と言って、半分強引についていきました。

当日、診察室で
先生「調子はどうですか?」
父 「やっぱり物忘れがひどいです。
   なんていうか、丸ごと忘れてる事があります」
    ・・・・・・・少し沈黙・・・・・・・
父 「年のせいですかね?」
先生「病気のせいですね(即答)」


『丸ごと忘れてる事がある』
私は父の口から、こんな言葉が出ると思っていなかったのでスゴク驚きました。

そして診察の終わりにお薬の話になり
吐き気と下痢の副作用が少しでているが、今のところ我慢できる程度ということで
明日からはアリセプト5mgを飲む事になりました。


診察後、お昼ごはんを食べながら
私「丸ごと忘れてるってどういう事なん?」
父「こないだ来たお客さんの接客したのは、お父さんやって息子が言うんやけど、
  お父さんは覚えてないし思いだせんのや。今、考えてみてもわからんままや」
私「いつ頃から、そんなのなん?」
父「わからん。前はそんな事なかったのになぁ〜・・」


そして帰りに
スーパーに寄って、父のお気に入りの「にぎり寿司」を買いながら
父「お父さんが、もしボケて寿司食べたいって言ったら
  この店の今日かった寿司を買ってきてな」
と言われて返答に困りました。

この件以外でも、やたら「もしボケたら〜」という言い方をする事が
ふえてきて気になります。