若年性アルツハイマーと告げられて・・・。

2007年6月、父は57歳で認知症と診断されました。                        このブログは、そんな父と娘の勝手気ままな共同日記です。

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小さいお山

父の日記 2007/11/30 金
私のお店は車の往来が激しい街道筋の前に有ります。

その街道筋の真向かい南方に綺麗な山が見えます。

私の店からですと、直線で60mの距離に位置します。

毎日(特に朝)が楽しみで、いつもお店の中から私が見つめている山で、
地元では「さんかく山」と呼ばれていて頂上には、
小さな社が(10坪程)建っています。
本当に小さいくて綺麗なお山です。

高さならお寺の3倍(横にお寺有)又は、お寺の大銀杏木の1.5倍す。
横の長さは約100mぐらいです。

銀杏の色も見事なまでに黄金色に変わりホントに美しいです。
さんかく山の紅葉もピークでスソの周りには、

山を囲むように大竹が沢山あり、風に揺られて流されてつつ、
見ていても美しいですよ。

嫌な事があったりイライラした時・退屈な時は、
さんかく山の木や竹を見てると心の底から落ち着いて、
無気力が気力に変わりますので、いい気分です。

                                   一味01



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薬剤師さんの応対

娘の日記 2007/11/28 水
いつも父の病院の帰りに寄っている薬局での出来事です。

父が、薬剤師さんから処方された薬(アリセプトと睡眠薬)の説明を
受けている間、私は、少し離れた所にあるイスに座って新聞を読んでいました。

話が終わり、父が会計を済ませて帰ろうとした時に、薬剤師さんが
「あれ!?今日の診察代、病院の計算が間違ってると思いますよ」
と言い出したので、私は立ち上がって父の近くに行きました。

薬剤師さんは、
“こういう理由で、これだけの金額が間違っているので、これだけのお金が戻ってくる”
という説明を、目の前に座っている父ではなく、横で立っている私に向かって言いました。

薬剤師さんの話が終わると
父「今の説明でわかったん?」 と私に聞いてきました。
私「うん、わかったよ」
父「じゃあ戻ろうか」


薬局を出て再び病院に戻り
私は受付で、薬剤師さんから受けた説明をして返金してもらいました。

帰りの車の中で
父「あの薬局の人、早口でしゃべるから、なんや意味わからんかったけど
  おまえは、あれでわかったんやなぁ?」
私「うん・・・、お父さんわかりにくかった?」
父「お父さんも、聞いてなかった訳ではないんやけど
  2人のやりとりが早いから、話を聞こうとするだけで精一杯だった」


そう言われて「あぁぁ・・・しまった」と思いました。

アルツハイマー病になると
難しい話、ややこしい話が理解しにくくなります。
だから、本人のペースに合わせてゆっくり話をするように心がけなければいけません。

薬剤師さんは、早口でしゃべってた訳ではなかったのですが
ややこしい話が、ニガテになっている父には
早口でしゃべってるように聞こえたんだと思います。


それと・・・
父は、薬剤師さんが私の方ばかりを見ながら話していたのが
キブン悪かったようで(誰でもそうですよね)

父「あの薬局の女の人、おまえの方ばっかり見て話してたけど、
  昔のお父さんだったら  “おいコラ! 誰の顔みながら話しとんじゃ。
  ワシの病院代の話なんやから、ちゃんとこっちみて話せんか!”
  って文句言うてたけど、今は、こっち見て話されても
  ややこしい話はわからんから何も言わなかった」

と少しさみしそう(?)に言いました。

薬剤師さんは、アリセプトが何の薬なのか、そして父は何の病気なのか
知っているから、私に向かって話をしてきたんでしょうけど
それでもやっぱり、父の方にも顔を向けながら話してほしかったと思い
後になって私も腹が立ちました。

まぁ・・・悪気はないんでしょうけどね。
小さな事かもしれませんが、本人は傷つくと思うし
家族の私からみても、気分の悪い出来事でした。


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お好み焼き

父の日記 2007/11/26 月
今日は、病院も無し、私事も無しなので、
いつものコースの1日です。

休みの日は、午前10時までは、部屋でのんびりテレビを見て
10時半過ぎになると、ボツボツと休みの1日(昼食に出る準備)
が始まりです。

Yちゃんの車を借りて、いつものお好み焼きへ直行。

馴染のお店(お客さん)なので、大人しくいつもの、
お好みを、<モツ玉、最高!!!もう、これ食べたら、
いつ死んでもいぃぃ?けど?、死んだら食べれへんから
死ねんわ?なぁ?>を注文して
朝刊を取って読む、しばらくして、
香りよく焼けたお好みがきました。

その瞬間、飲み物のサイダー(この店だけは、ビールを飲む
最後の砦だったが先週から子供達に却下され)を取る間、

新聞をカウンターの横に置いてたら、
運よく入って来た見知らぬ人が、
私の、読んでた新聞を(途中)持って行ってしまった。

しかたなく私は(あきらめて)
本棚を見て某週刊誌を取り、
テーブルに戻りパラ・パラとページをめくりながら、

あの人の(男か女かわからん男・女)
持っている新聞が気に掛かりながら、週刊誌を読み続けていたら、

次の瞬間、目が点に・!!な、なぁ、なん?と、
アルツハイマー病の記事が一杯載っているではかいが、

私はお好みを食べながその記事に食い入りました?
読み終えたらその記事は先週からアルツハイマー病の
特殊が始まっているではないか、慌てて先週の本を見つけて
全部読み終わったが、なんか大事な箇所を忘れそうなので
メモ帳をだして書き写し出しました。(何時も持っている
ICレコーダーがこんな時に・・・置いて来ている)数分後に、
また、来た客の注文を聞きに来たマスターが、私にいいました。

店主:一味さん、書いてたら時間掛かるから某週刊誌(二冊)
  持って帰ったらいいよと、言ってくれました。
私:えぇ?、悪いがなァ?あ
店主:かまわん・えかまわん・また新しいのが今度くるから・・・
私:悪いね、この前も新聞の1ページを破って貰って帰ってのに。

と、いいながら、ご馳走様、お勘定を(心と顔はニコニコ)しました。
帰りの車の中で、今、(私の店に置いてる配達の週間誌)今度から
某週間誌に換えたい気持ちになりました。

振り返れば、あの男・女のお陰で某週間誌の
アルツハイマーに会えました。

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わたしの睡眠薬

父の日記 2007/11/24 土
前回の医大の精神科へいった時、何を思ったか血迷ったか、
季節はずれのこの時期に、私は娘に来年になれば、
金魚を飼育しょうかなと思っている事を話しました。
娘:なんで又、急にそう思ったん。
私:うん、なんでかと、金魚飼いたくなったんや、
  それに近所のお客さんの家で金魚を一度見てから、
  前々から心のどこかで飼ってもいいかなと思っていたんや。
娘:なんや、前から思っていたんや。
娘:それなら、飼ったらいいやん。


娘も賛成で(息子夫婦には前もってそれとなく)待合時間は、
金魚の話しで少し盛り上がりました。
自分でも、なんか急に欲しくなる悪玉菌がウロウロ動いています。

先生には、最近少し調子がいいので楽でと報告しました。

先生には、お薬が良く効いて、今度は下痢が止まり過ぎて、
便秘ぎみで段々と困ってると打ち明ける。

若い時には、食べていた果物も、最近は余り、
嫌いになって食べなくなっていたが、
またバナナをよく買って食べています。(便通が良いので)

先生は、たまには、仕事をお休み取って気晴らしに、
旅行でも行ったらと言ってくれますが。
今の私には、一寸そこまでも意欲がなくて・・・

先生は、色々と何かをしたくないのはアルツハイマ病のせいで、
すこし意欲が起こらない初期の症状で、
余りする気持ちが起こらないようで、
この病気は何事もやる気が起こらない特徴が有るとの事を、
先生が娘にアルツハイマ病のせいと説明していました。

最後に何時もの特効薬を先生がくれました。(笑)
先生:一味さん、芸術家ですね、○○○さんしてるだけ有って・・・

先生また、また、私の心を気持ち良くしてくれますね。
ココまで言われたら、今まで言って下さった事が不安になります。

確かに、普通の男性が着る服を着ていない(個性の有る服だと自分で
も思う、今でも同級生から見たら10歳は若く見られます。(汗)
俺って、昔から変わっていると自覚してます。                                                                   
                         
                                   一味01

診察日2007年11月19日

診察の記録 2007/11/21 水
ここの所、睡眠薬の調整をしているせいで、2週間おきの診察になっており
先生とよく顔を合わせている気がします。

診察室で
先生「調子はどうですか?」
父 「前回の時に、睡眠薬の量を倍に増やしてもらいましたけど
   それでもやっぱり4、5時間眠ると目が覚めるんです。
   なので先生、眠る時間はこれ以上はムリにしても
   なんていうか、もっと熟睡できる薬があれば、だしてもらいたいんですけど・・・」
先生「なるほど、じゃあもう1種類お薬を増やしてみますかね」
父 「はい。あと先生、ゲリ止めのお薬は前回に先生に出してもらってから
   1日2回飲んでいたんですけど、3?4日くらいしたらゲリも止まって
   今度は便秘気味になったんで今は飲むのをやめています」
先生「そうですか。それは良かったですね。
   アリセプト10mgに変えてから、ゲリの副作用がひどいとおっしゃってたけど
   ゲリもおさまったのなら、これからも10mg飲んでも大丈夫だと思います」
父 「はい」
私 「あの先生、睡眠薬って量を増やしたり強くしたりすると
   どうしてもあまり良くないのではないかと思ってしまうんですが
   実際は、そんなことはないんですか?」
先生「睡眠薬に限らず何の薬でも、飲むよりは飲まないほうがいいですが
   薬をやめたり減らしたりする時に、急にやめてしまうと
   また眠れなくなったり調子が悪くなったりと影響がでることもありますので
   量を調節しながら様子をみていけば問題ないと思います」
父 「昔は睡眠薬って副作用が残るって言われてたけど
   今はもうそんな事ないんですよね?」
先生「そうですね。例えば、夜中にトイレに行く時に足元がフラついて歩けないとか
   翌朝もフラフラしているということであれば、考えなければいけませんが
   次の日の朝に、まだ薬が残っていて少し頭がボーっとする程度でしたら
   心配いりませんので。
   あと、その事が原因で認知症が進むという事もありませんのでね」
私 「そうですか、わかりました」
先生「ではまた睡眠薬を変更したので、2週間後の診察でいいですか?」
父 「はい、かまいません」


この日は父の訴えも特になく、いつもより早く診察が終わりそうだなと思っていると
突然、父から先生に世間話を持ちかけていきました。
(先生の診察を受けるようになってから1年過ぎましたが
いつも先生の前では、オドオドしながら会話していた父だったので
少しオドロキました)

その後しばらくの間、先生と父は、和やかなムードで会話がはずんでました。

先生「一味さんは、どこか旅行とか行かれたりしないんですか?」
父 「あまり行きたいとは思わないようになりましたね。
   前は、前っていってもガンになる前までは
   私は長崎に行った事がないので、いつか行ってみたいなと思ってたんですけどね
   病気してからは、あまり思わないようになりました」
先生(私の方を見て)
   「病気のせいで自分から何かしようという意欲がうすれてきますのでね」

  (このセリフは以前にも何度か言われたことがあります。
   この後に続く言葉は“周りの方が後押ししてあげてください”という事です)

そしてまた父に向かって
先生「そう言われずに、ご家族やお友達と行ってみてはどうですか
   お仕事も大事ですけど、お仕事ばかりでなく少し出かけたりするのも
   気分転換にもなるし脳にとってもいいんですよ。
   ただ、1人で行くのは心配ですのでね
   親しい人達と一緒に、行かれるようにしてくださいね」


他にも色々と会話してたのですが、さすが精神科の先生というべきなのか
帰る頃になると父は、ニコニコとご機嫌になってました。

今日も睡眠薬を変更したので、また2週間後に診察になりました。

帰りに、いつも父と病院の後に行くお店でランチを食べて(もちろん父のおごりで!笑)
その後、スーパーに金魚を見に行きました。父は、近々金魚を飼う予定です!


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わたしの悪運

父の日記 2007/11/19 月
50才を境に私の身体には、病が沢山寄って来てくれます。
もっといい物なら感激するけどネ(笑)

最初は、握ったタバコ・箸を落とし、軽いシビレとかで
心房細動をしました。
次は、セキ・タンがよく出て、身体も、だるくなり、
肺がんになりました。
続いて、腹痛と重苦しさの数々で内科(胆管)と
外科(胆嚢)で2回手術をしました。

最後はアツルハイーマで、この病は、なかなか手ごわいので
一日でも多く、悪あがきして頑張ります。(笑)

私が、よく言われる言葉には。一味さんはほんとに悪運が強いな?と、
友人・知人に言われながら細々と息をしています(笑)
ほんと、自分で運の良さを、自分に感謝と感心してます。

娘も息子も、お父さんって普通の人が出来ないような体験を沢山して、
また乗り越えてきたんやから・・・スゴイ事やと言いますが。

私は子供達には、世の中にはお父さんより上には上がいるからと
(ええかっこして)いっていました。
ただ、私達の周りに誰も居なかっただけやけどと言いました。

でも、一人だけ今も、私の側にいます。
友人Mさんで(都会育ちで経験豊富)凄い人がいてます。
私一人ではダメで困った時に、色々と助けてもらい本当に
今も感謝してます。
顔をはコワモテで、頭は切れるし・義理人情が有り、
私の人生でこの人だけは凄い男と思います。

振り返れば、私の人生には素敵な悪運が何回も、その時、
その時に付いていてくれて居たと思います。

そのうちの1回に、ある日、外来内科のF先生に突然!
肺ガンを宣告されまいた。
(F先生は日本で肺専門・レントゲン・では有名な先生で)
悪運がありました。

あの時、娘・息子の三人で診察結果を聞きに病院へ。

先生:一味さん、ハッキリ言いまして、癌で間違い無いですね、
  それも左上部に約三センチの大きさです。(当時こんなやり取りだった記憶です)

正直、言われた瞬間、余りショックは無かったです。
頭の中は、これも運命かぁ!?と「ただ、死んだら車の運転が出来な くなるワケで」
そちらの方が、ショックでした。

数日後、娘と息子に。
娘:お父さん!先生にガン宣告された時、一番最初になに思ったの?
私:そうやなぁ?、最初かぁ?、最初に思った事は、もうコレで
  車の運転が出来なく成るんやなぁ?と(この言葉は覚えてる)
息子:なんや、そんな事を思っていたんか!
娘:私らの事は!!・・・もぅ?・薄情やん!!!
私:でも、ホントに車の事、思ったもん・・・。

そんな、肺がんを申告された後の親子の会話だったと記憶してす。

病気の詳しい事も、またブログに書いて行きたいと思います。

                                           一味01


父とケンカ(昔と今の違い)

娘の日記 2007/11/18 日
元々、親子ゲンカはよくする方だったと思います。
父は、どちらかというと気性が激しい方で
父の子供である私と弟も、多少似た面があります。
特に、私と父は、すぐに感情的になるタイプなので
昔は、2、3日に1度くらいの割合で、しょっちゅう口ケンカしていました。

当時は、お互いの気が済むまで、言いたい事を言い合っていました。
なので、父とケンカしてたら1時間2時間くらい、あっという間に過ぎていました。

しかし、父は 『竹を割ったような性格』 で
言いたい事を言って満足したら、次の日にはケロッとしていました。
そして、たいていの場合、父は自分が悪くても悪くなくても
「昨日ゴメンな。お父さんも言い過ぎた」
と一言、私や弟にあやまってくれていました。
『最後は父があやまって仲直り』 というのが、ケンカの仲直りのパターンになってました。

普通に考るとケンカの後、子供にあやまってくれる親なんて、あまりいないと思います。
夫も「親は普通、なかなかあやまってくれんよ」と言います。
確かに、そうだなと思います。

ただ、私の父の場合は、ケンカになって頭に血がのぼると
物凄い剣幕で怒鳴り散らし、言いたい事を容赦なく、全て吐き出してしまいます。
なので、父本人も、後で冷静になった時に言い過ぎたと反省していたようです。
そして、そんな激しい気性の割には、ヘンに素直で優しい一面もあり
自分も悪かったと思えば、私たち子供相手にでもあやまってくれました。
(だから結局、父はケンカの度、あやまることになってたんですが 笑)

昔と今のケンカを比べてみると、明らかに違います。
今は、少し口ゲンカになり始めると、
父は、“相手の言葉を聞いて→考えて→言葉を返す”の繰り返しが
イヤになってくるみたいです。
すぐに、頭が疲れてきてイライラしてしまうらしく
はやく話を切ろうと、投げやりに「わるかったわ」と言い、話を終わらせます。
納得してなくても、あやまって話を終わらせた方がイライラが収まり
気分がスッとするらしいです。

その後は、ケロッとしている時もあれば、
昔のように、言いたい事を満足に言えてないせいか
腹のムシが収まらない時もあるようで
収まらない時は、わざわざ文句を言いに何度でも戻ってきます。

弟は数年前から、父のケンカが変わってきたと感じていたようです。
今になって思えば、これが家族が一番最初に気づいた“変化”でした。



このまま終わると後味が悪いので、仲直りの事も書いておきます(笑)

次の日の昼に、父から電話があり
父「なんかおまえのあやまってる声が聞こえたから電話したんやけど(笑)」
私「え?あやまってないよ。お父さんそれ夢みたんやわ(笑)」

とこんな感じで、お互い普通に会話しました。
こういうアッサリした面は、父の良い所だし、見習うようにしたいです。
そして、最後に
私「このケンカの事、ブログに書くからな!(笑)」と言って電話を切りました。


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父とケンカ(原因は・・・)

娘の日記 2007/11/16 金
       -------長くなりそうなので2回に分けて書きます-------

先日、小さな事が原因で、父と電話で口ケンカになりました。

私の夫が、近々車を買う予定で、気に入った車のナンバーを取ってもらえるように
車屋さんにお願いしている所なのですが

父「Mちゃん(夫)、車どなんなっとるん?」
私「ナンバーが、一桁ナンバーは人気があるから、
  ちゅうせん(抽選)になるって言われて、まだ取れるかどうかわからんのや」
父「なんや、意味わからんわ」
私「え?どこがわからんの?」
父「きゅうせんって所に行ってとるんか?きゅうせんってなんや?」
私「ちゅうせんって、宝クジのちゅうせんとかって言うやろ?」
父「ああ????。ちゅうせんか。おまえ、きゅうせんって言うとったぞ」
私「きゅうせんって言うてないよ。ちゅうせんって言うたけど
  お父さんには、きゅうせんって聞こえたんやろ」
父「いやぁ、きゅうせんだった。ちょとまってよ。Y(弟)にもかわるから
  Yにも言うてみてくれ」


弟が電話に出るまでの間、
内心「もうええやん・・・。こんな小さい事くらいで」と思っていました。

弟「もしもし」
私「ちゅうせん」
弟「きゅうせん?」
私「ちゅうせん」
弟「もう1回言うて」
私「ちゅうせん」
弟「うーん、今のはちゅうせんって聞こえたけど。Y(義妹)にもかわろか?」
私「・・・うん」
妹「もしもし」
私「ちゅうせん」


そして再び、父が電話に出て
父「な!Yもきゅうせんって聞こえたって言うただろ」

(ダカラ、ナニ?)   ・・・・・ココで抑えられなくなってしまいました・・・・・

私「いちいち、こんなちょっとした言葉の聞こえ方くらいで
  電話で、たらい回しにして、あげくにお前が間違ってるって言い方されて
  キブン悪いわ!!!
父「お父さん、そんなつもりだったんじゃない。
  こんな病気やし、自分が合ってるのか間違ってるのか
  わからない時があるから、もし自分が間違ってるんだったら
  間違いは認めないかんと思って、Y達にも聞いたんや」
私「何も、こんなどーでもええ事まで聞かんでええやろ」
父「別におまえに対してだけ、こんな風にしてるんじゃない。Yに対しても同じや。
  Yにも神経質になっとるって言われるわ。
  Yとよく 『言った・言わないのケンカ』 になった時も、おまえに聞いたりしてるだろ」


後になって思うと、私より父の方が冷静に話をしていた気がします。
私はこの時にはもう、頭に血がのぼっていたので
私「いつもみたいにケンカになって意見を聞くのじゃないやろ。
  たかが、言葉の聞こえ方くらいで、いちいち弟達にまで聞いて
  あーやこーや言うほどの問題じゃないやろ!」


すると父は、急に口調が変わり、感情のない棒読みのような話し方で
父「もうええ、わるかったわるかった。切るぞ」
と言って電話を切りました。

((注意))
   後日、父にも確認済ですが、この時の『わるかった』 という言葉は
   もうめんどくさいという気持ちで、投げやりに言ったもので
   決して、涙ながらに父があやまってきたのではありません。


確かに、父の気持ち、言いたい事は分かります。
病気のせいで昔ほど、自分の考えに絶対的な自信を持てなくなっており
不安なんだと思います。
最近は、普段の細かい事でも、よく私や弟に意見を聞いてきます。
私も、そんな父の気持ちは分かってるつもりです。

今までだって、電話での言葉の聞こえ方の違いは何回かありました。
私だけでなく、父や弟も聞き取りにくい言葉をしゃべった時には
お互いに確認し合ってきました。
なにもその度、ケンカしてきた訳ではありません。

でもこの日の私は、なぜか反応してしまったんです。
なぜ、こんなどうでもいい事で、父はいちいちムキになるんだと腹が立ちました。
周りの人達からみれば、病気のせいなんだから
そこはガマンするべきだと思う人も多いでしょう。
もちろん私だって、病気のせいだってことは分かっています。

なにも決してガマンしてない訳じゃないんです。
でも、気持ちを抑えようとするより前に・・・
理性よりも感情が先走ってしまって、どうしようもない時があるんです。


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最近の気になる出来事

娘の日記 2007/11/12 月
ここ最近で父が気にしている出来事
11月5日の診察の時も、父が先生に報告していた事です。

<その1>
いつも使っていたメガネのレンズを割ってしまい
父と弟の2人で、仕事の休みの日にメガネ屋に行ったときの事です。
イスに座って、新しいメガネとレンズの色を決めて注文を終え
席を立って帰ろうとした時
父のカバンのヒモが、イスに引っかかっていたのですが、
その事に気づかず、そのまま歩きはじめたところ・・・
イスを引っ張ってしまい、メガネが飾っているケースに当たりそうになった。
あやうく、陳列してあるメガネを全部壊してしまうところだった。

父本人は、『カバンのヒモがイスに引っかかってたことに全く気づいてなかった』
だいぶ注意力がおちてるな・・と気にしているようでした。

実は、この日は他にも予定が入っており、
メガネ屋に行ったときから既に、あわてていたようです。
弟は、父がメガネを選んでいる時から、父の様子に気づいていて
弟「お父さん、急がなくてええよ。落ち着いてみたらええよ」
と声をかけていたのですが
父「わかってる。わかってる」
と答えながらも、その言葉は耳に入ってなかったようです。


<その2>
孫のY(2才)と遊んでいる時に、用事が入り少しの間、孫から目を離した。
用事が終わり、部屋に戻った時に、義娘の姿は目に入ったが、
孫の姿が見当たらなかったので、あわてて家中を探してみたが
いくら探しても孫が見つからない。
しばらくして・・・義娘が孫を抱いていたので
「いつからYを抱いていたんや?」とたずねると、義娘は「さっきから抱いていた」と答えた。

部屋に戻ったときに義娘の姿は確認してたのに
その時に抱いていた孫の姿は、全く目にはいってなかった。
あわてたら、動揺して周りが見えなくなると自覚している。


メガネ屋でのうっかりミスも、探し物(人)が見つからないことも
誰でもそんな経験あると思います。
特に探し物なんて、あっちこっち探しても見つからなくて
諦めた頃にひょこっと出てきます。
そして、そんな時は案外、自分の目の前にあったりします。
病気じゃなくても、よくある事なのだから、父もそんなに気にする必要はないと思いますが
ただ、父の場合は、病気のせいで注意力や判断力が低下することにより
以前より、ミスする回数がふえたり、周囲の様子が見えてなかったり
時間や気持ちに余裕がないときは
あわててしまいパニックにもなりやすいんだと思います。

父自身も、注意力がおちていることやパニックになりやすいということは
自覚しているのですが、うまく気持ちをコントロールできないようで
そんな時は、ピリピリした空気が流れてます。

そして、私たち家族もそんな父の様子に気づき
「お父さん落ち着いて!」と声をかけたりもするのですが、
その一言で、落ち着きを取り戻す時もあれば、全く耳に入らない時もあります。

こんな事を書いたら、父に怒られるかもしれませんが(笑)
例えるなら父は、突進してくる闘牛みたいなもので
私達(主に私と弟)が落ち着かせようと、なだめても興奮は収まらず
それどころか、私達も巻き込んで、自分のペースで突き進んでいく
という感じなのです。

何事もあわてる必要はないのだから、時間に余裕を持って
なるべくゆっくりしたペースで行動してくれたらなと思うのですが・・。

アルツハイマーという病気のせいで、頭の回転が少し鈍くなっている分
あわてるとそのスピードに、脳がついていけずにパニックになるのかな!?
(私の勝手な想像ですが)


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アルツハイマー病の検査

アルツハイマー病 2007/11/11 日
●記憶、認知機能の検査

<改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(HDS?R)>
日本でよく使われている検査です。
見当識【けんとうしき】(時間や場所の感覚など)や記憶、計算などに関するテスト。   

    
<ミニ・メンタルステート検査(MMSE)>
アメリカで開発され世界中で広く行われている検査です。
見当識、記憶、計算、注意力、言語などに関するテスト


<ウエクスラー記憶検査(WMS?R)>
国際的に最もよく使われている総合的な記憶検査です。
言語を使った問題と図形を使った問題で
記憶について、言語性記憶、視覚性記憶などをさまざまな点から評価します。


<その他の検査>
時計描写テスト・・・アナログ時計の絵をかく検査   
立方体組合せテスト・・・積み木を並べる検査     など
                          

●画像検査 

CTやMRIで、脳腫瘍や脳梗塞、脳出血などの影響はないかを調べたり
脳に萎縮【いしゅく】があるかどうかを検査します。
脳血管性の認知症の場合は、この画像検査で判断できます。
アルツハイマー病の場合は、脳全体の萎縮のほか
記憶と深い関係がある海馬【かいば】や側頭葉【そくとうよう】の変化をチェックします。


●脳血流シンチグラフィ(SPECT【スペクト】)検査 

スペクト検査は、特殊な薬を静脈に注射し、脳内の血流(血のめぐり)を調べます。
この薬は、血流の多いところには多く集まり、
少ないところには少ない量しか集まりません。
アルツハイマー病の場合、
早期の段階で脳の後方(後部帯状回【こうぶたいじょうかい】)に
血流低下がみられることが多いため 診断の参考となります。



アルツハイマー病の診断は、
まず、認知症と間違いやすい病気(うつ病、せん妄など)ではないか診察し
次に、CTやMRIなどの画像検査で、アルツハイマー病以外のあらゆる病気が
原因していないかを調べます。
その結果、他の病気が除外され、最終的にアルツハイマー病が原因として残ったとき
症状の現れ方や進行具合、記憶検査、画像検査の結果や
場合によっては、6ヶ月?1年の経過観察し、病気の進行を確認するなどして診断します。



父の担当の先生のお話だと
現在のところ、MRIやPETなどの最新式の検査を行っても
生前に、アルツハイマー病の確定診断をする決定的な方法はないそうです。
本当にアルツハイマー病なのかどうかは、患者が死亡した後に
脳を解剖し調べてみて、はじめて確定できるそうです。
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