若年性アルツハイマーと告げられて・・・。

2007年6月、父は57歳で認知症と診断されました。                        このブログは、そんな父と娘の勝手気ままな共同日記です。

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とっさに行動できない

娘の日記 2008/03/23 日
父の通っている病院では、診察券を受付機に入れて受付の手続きをします。

先日の病院の時、2人で話をしながら受付の手続きをしたので
父はうっかり診察券を取り忘れ、私も気づきませんでした。
そして、診察券がない事に気づかないまま、精神科の受付に行き
(各科の受付でも診察券が必要になるので) 
そこで、やっと診察券がないことに気づきました。

父 「診察券がない」
上着のポケットやらバックの中やらゴソゴソと探しはじめました。

私 「え?どこにもないん?」
父 「うん、ない」
私 「受付の機械から取り忘れたんかな」
父 「先に行って見てくれ」

と言ったまま、父はバックの中を探していて、なかなか動こうとしません。
仕方なく、私は1人で先に歩き始めると、少し間があいて父も後ろからきました。

受付機の前まで戻り
父 「ないか?」
私 「ないな」
父 「あああ・・・ないなぁ・・・」

そう言って、父は受付機を見たまま立ち尽くしていました。

父がどんな行動をとるのか、一呼吸おきながら少し様子を見ていましたが
何も言い出さないし、動き出す様子もなかったので
私はカウンターの方に行き、窓口の人に診察券を紛失したことを伝えました。

紛失した診察券の持ち主の名前と生年月日を聞かれたので
後ろを振り向きましたが、父は私の側にはいません。
いったいどこにいるんだろう?と、父の姿を探すと
遠く離れた所で・・・こちらをチラチラ見ながら、ウロウロと歩いていました。

診察券は、どこかの親切な方が届けてくれてたようで見つかりました。

以前と違うところ・・・
元々の父は、とっさの判断力が優れていて
人よりも先に、テキパキと素早く行動する人でした。
そんな父からみると、私はのんびりしていて頼りない存在なので
よく父に 「もっとパッパッと行動せなダメや」 と叱られていました。

だけどこの時の父は、
私に全てを任せるかのように、後ろに回ってゆっくりと歩いていました。


その後・・・ 精神科のほうに戻りながら (怒った口調ではなかったけれど)
父 「おまえは付き添いなんやから
   お父さんが診察券取り忘れてたら、ちゃんと見ててくれないかんわ」


(自分が取り忘れるのは仕方ない。見てなかったおまえのミスや。とでも言いたいのか?)

私 「そんな・・・ずっとも見ておれんよ」
父 「ところどころ、大事な所を見てたらええんや」
私 「誰だったって、こんなうっかりミスはあるよ
   でも何かが起きた時、きちんと対処できたら、それでええやん」


なぜ単純に 『診察券が見つかって良かった』 とならないんだろう。

この病気になって父はやたら、人のせいにすることが増えました。
それは、自己防衛の表れなのかもしれないけど。

だけどそのせいで、私や弟はミスしたらどうしよう・・とドキドキビクビクするようになり
最近は、父に怒鳴られると動悸が激しくなります。
本音を吐くと、私も弟も責める気はないんだから、お父さんも責めないでほしい。


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